☆ 組織の本質は「人」が成長する場である ☆
「売り上げや利益を上げるために人材育成があるのではない。仕事・業務に携わる全ての人の「命」を輝かせるためにある」
素心(そしん)で自他に向き合い、他者の美点を凝視することで心が磨かれていく。
・人的資本経営の主役を誰だと考えているのか?
自己成長の為の方法として自己開発があり、
その場として組織がある・・・これが組織の本質ではないだろうか
・組織の社会的目的とは?
一人ひとりの個性を社会の中で生かす仲介役とその組織が機能し、
その場を通して公に貢献することではないだろうか
利益は、社会的目的を有する組織が継続して存続するための条件に過ぎない
☆ 事業体とは何か ☆
事業体とは・・・利益を得るための組織なのか?
間違いではないけれども、的外れではないだろうか・・・
的外れな目的で経営を行えば・・・人の命にも関わるのではないだろうか
「組織は人を変える 否応なしに変える 成長させもすれば、いじけさせたりもする。人格を形成させもすれば、破壊したりもする」
故に、人の命(人生)を輝かせるものでなければならない。
☆ 自己成長を支援する組織 ☆
人材育成とは、他社の人生に関わることを覚悟する事でもある。
企業が人の成長を請け負うなどという事はあり得ないことであり、
成長は一人ひとりの者であり、その能力と努力に関わるものではないだろうか。
企業と言えども、自己開発に関わる努力を肩代わりすることなどできない。
人材育成の主役は本人自身です。
自己開発・自己成長を支援することが人材育成の本質ではないだろうか。
故に・・・
組織に属する人の目線が必要ではないでしょうか
・・・これは、マーケテイング思考と同様に考えられるのです。
①我々のミッションは何か
人材を惹き付けるには大切なことであり、何のために仕事をするのか
働く動機(大義)を喚起することで目的が明確になります。
②我々の顧客は誰か
③顧客にとっての勝ちは何か
④我々にとっての成果は何か
②~④の原点は組織のミッションです。
⑤我々の計画は何か
①~④における計画の土台をしっかり固めることが重要。
仕事の喜びの先に、顧客の満足、喜びがあります。
故に、自分勝手に仕事の内容を変えることはできません。
仕事は、「働きっぷり、仕事ぶり」という形で客観的に自己評価の対象となる。
自己評価の基準も設定するのは自分自身です。
「仕事ぶり」に違いが生じるのは、仕事を行うためのスキルや経験、仕事に向き合う心の姿勢が人によって異なるからです。
仕事の大小とは無関係に、
仕事という機会を用いていかに自己を磨き、人として成熟していくかが問われる。
自己実現は、日々の仕事を通して、顧客や、自分を取り巻く人たちの喜びの中に自己の喜びを見出してゆく事なのではないでしょうか。
*家族の笑顔を見て、自己の喜び、幸福を感じることと同様ではないだろうか
著者: 株式会社チーム・プロジェクト
TP医業経営コンサルタント事務所
笠 原 玄 一 郎
投稿者プロフィール
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・公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会
認定登録 医業経営コンサルタント
・BCP(事業継続政策)研究会所属
・病院組織改革研究会所属
・働き方改革改善
・増患及び集患に伴うマーケテイング分析
・診療圏、患者分析(用地診断・科目選定・用地開発)
・開業、法人化に伴うマネージメント
・施設建設に伴うマネージメント
・歯科経営(自費収入強化・訪問歯科推進・開業支援マーケテイング)
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