職場は人生におけるもっとも長い最後の教育機会であると言える。
故に、経営者は親であり教師であるという役割に近い。
学び方は人によって異なり、自分の学び方を知っている人が成果を上げてくる。
知識に基づいて行動する事こそ成果を上げるうえでの鍵である。
或いは、それらの知識に基づいて行動しない事こそ失敗を運命づけるものであると言える。
自らの学び方は何か?との視点は明示的でなく、「学びに向かう力」に包含されているように思える。
自分の学び方は主に社会に出て、真剣に問題や課題に向き合うときに知ることになるのではないだろうか。
全てのスキルや能力は習慣的な身体機能として習得し、行動として発現した時に、初めて学んだと言えるのではないだろうか。
自己実現と共に大切なこととは・・・
学ぶという事は、何かを付け加えるというような手段的なことではなく、自己が元来備えているものを化育・開花・実現させるものであると思う。
また、学問というものは現実から遊離したものでは駄目であり、自分の身につけて足が地を離れぬようにその学問・思想をもって自分の性格をつくり、これを自分の環境に及ぼしてゆくという実践性が無ければ活学ではない。
企業がこれから必要とする人材の条件は3つに絞られるであろう。
- 内発的動機付け(仕事への興味・関心を持ち探求心を持っていること)
- 問題解決能力(問題を見つけ、解決方法を考え、実際に行動すること)
- 不確実性への耐性(せっかちに事実や理由を求めず、そこに留まって耐えられる能力)
企業の経営者(上席者)の役割、すなわち「教」という字のごとく、人が他の手本になって後進を導くという意味ですから、言葉や技術で導くのではなくて、まずその人の「徳」がその人に接するものの手本にならなければならない。
上に立つ者こそ襟を正してゆかねばならない。
投稿者プロフィール
-
・公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会
認定登録 医業経営コンサルタント
・BCP(事業継続政策)研究会所属
・病院組織改革研究会所属
・働き方改革改善
・増患及び集患に伴うマーケテイング分析
・診療圏、患者分析(用地診断・科目選定・用地開発)
・開業、法人化に伴うマネージメント
・施設建設に伴うマネージメント
・歯科経営(自費収入強化・訪問歯科推進・開業支援マーケテイング)
最新の投稿
- コラム2024年9月18日正しい「任せ方」でハラスメントを無くす
- コラム2024年8月29日組織・事業体の本質とは何か
- コラム2024年8月5日認知症対策 「伴走型支援」の拡大が必要
- コラム2024年8月5日上の者・下の者…という感覚を無くす