『自立と自律』

自立とは、

能力・経済力・身体といった「外的な要素」の独り立ちである。

他人の支配や援助なしに自分でやっていくことが出来るということである。

簡単に例えるなら、ハイハイしていた赤ちゃんが2本の脚で立ち上がるのが「自立」

自律とは、

価値観・信条・理念・哲学といった「内的な要素」の独り立ちである。

赤ちゃんが立った後、 自らの意思で方向づけして進んでいくのが「自律」

自分の気ままな気持ちを律し、

自分の立てた行動規範に従って、

自ら動くことが出来ることである。

・自律している人は「自制心」のある人

・自制心のある人は「セルフコントロール」のできる人

・セルフコントロールのできる人は「信頼できる人」となる。

信用の積み上げに必要なことは

①会話中にメモを取る人

②「〇〇さん」と呼び掛けて話すことが多い人

③挨拶を折り目正しく行う人

④返事を「はい」と答え振り向く人

⑤愚痴を言わない人

⑥仕事に期限をつける人

⑦自分(会社)の利益だけで人と接しない人

⑧鯨飲馬食に走らない人

「当たり前のこと」をちゃんと行う…

「当たり前のこと」って意外と出来ていない…

「当たり前のこと」を端折ってはならない…

また出来たとしても、それを継続したり、いかなる場面でもブレずに自制(実行)でき

るかが大切であり…それこそが「自律」

「定量と定性」

数字で表せるものが「定量評価」

数字で表せない「質」に関する要素が「定性評価」

まさに「定性」を担っているのは「自律」なんだと実感する。

目に見えやすい「定量」がどうしても評価の主軸になる。

企業なら売り上げだったり成約だったり、学校だとテストだったり・

評価されずらい「定性」の部分こそ【人】として持ち合わせていなければならない

【自律】の本質である。

そしてその部分を人間という動物は

安心や信用や信頼の「源」とする生き物なのに

マナーやモラルやルール

そこに潜む素直さや可愛げや小さな約束事が大事なのに

上席にある大人はちゃんと見てあげなければならない。

デジタル化が容赦なく世の中を凌駕していくであろう未来

機能性や生産性や効率化がよりフォーカスされ

温かさや空気感や優しさや思いやりが置いてきぼり…

故に…いつでもどこでも誰にでも

一時的な対応でなく長きにわたって継続できる

自らを律した大人でありたいものです。

「自立」と「自律」の言葉の意味も使い方も姿勢も意識して過ごしたい。

投稿者プロフィール

笠原玄一郎
笠原玄一郎代表取締役
・公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会
 認定登録 医業経営コンサルタント
・BCP(事業継続政策)研究会所属
・病院組織改革研究会所属
・働き方改革改善
・増患及び集患に伴うマーケテイング分析
・診療圏、患者分析(用地診断・科目選定・用地開発)
・開業、法人化に伴うマネージメント
・施設建設に伴うマネージメント
・歯科経営(自費収入強化・訪問歯科推進・開業支援マーケテイング)