『チームづくりに必要なリーダー』

チームをつくれないために失敗する組織は多い・・・

優れたリーダーといえども、

部下を助手として使っていたのでは・・・大したことはできない

チームの目的とは・・・

メンバーの強みをフルに生かして弱みを意味のないものにすること

グループとは・・・

単なる人間の集団

各自の強みを発揮し、

相互補完的に役割を担う集団・・・それがチームである

人間集団をチームに育てるためには・・・

自分の強みや仕事の仕方、価値観を知ることです

「強み・仕事の仕方・価値観という三つの問題に答えが出せれば

                            得るべきところも明らかになるはず」

強みとは・・・

各人の資質のようなもので後天的には、あまり変わらないもの

自分の強みを知り、

これを仕事に生かすことで「得るべき所」つまり、自分を生かす場を徐々に知り、

各々がもつ強みなどを仕事で相互に生かし合う過程でチームは作られてゆく

「チームをつくるには人から始めてはならない。

なされるべき仕事から始めなければならない」 (ドラッカーの言葉)

「得るべきところ」とは・・・

自分の強みを生かせる仕事を意味します

適材適所ではなく適所適材です

初めに仕事(適所)ありきという事です。

仕事の先に顧客がおり、

仕事は価値や満足を届けるために必要な作業の集合体

組織の都合で決まるものではなく、

顧客の都合で決まるものである

その「仕事」に「ふさわしい人」の順番で考えることがチーム形成のポイント

〈 トップマネジメントはチームで行う 〉

「トップマネジメントの仕事がチームの仕事であることを認識することは

中小企業において重要である」

企業が成長できないのは・・・トップのワンマン体制が原因であることが多い

チームの中で最も重要なのはトップマネジメントチームです

飛躍した組織は層の厚い強力な経営陣を作り上げたといい、

「ひとりの天才を千人で支える」方式では、部下が育たない

「リーダーにとって最悪のことは、辞めたあと組織がガタガタになることである

 それは何も作り上げなかったことになる」

                               (ジェームス・コリンズ著書より)

チーム作りのかなめになるリーダーの基本的な在り方

  • 口を閉ざし、人のいう事を聞く姿勢、意欲、能力があること
  • コミュニケーションによって自らの考えを理解してもらう意欲と忍耐
  • 言い訳をせず、思ったようにいっていない、間違った、やり直そうと言えること
  • 仕事はリーダー自身とは別個のものであり、仕事の下に自らを置くこと

*大義の為と称して自らの為に仕事をすることを避けなければならない

リーダーが部下に対する問いかけ

  • リーダーである私が知るべきことは何か
  • 大事な仕事は何か
  • 成功を続けていくためには何が必要か

なすべきことを中心に据えて最高のチームをつくるリーダーは・・・

会議において、一番の軽輩から発言させ、誰の口も挟ませない

それがリーダーの役割です

〈真摯に向き合う仕事がリーダーをつくりあげる〉

リーダーの心得として・・・

まず部下の意見を充分発表させて、

これを公平に採決するのがその職分です

もし、自分に部下の考えより良いものがあっても、

さして害のない場合には、部下の意見を用いる方が良い

部下を引き立てて、

気持ち良く積極的に仕事に取り組めるようにして働かせるのが職務である

ここに我欲を捨てなすべきことをなす要諦があるのではないだろうか

部下がミスをしても、功をもってミスを補わせる

選り好みなどせずに、愛憎などの私心を捨てて部下を用いるべきである

リーダーとは・・・

仕事そのものに真摯に向き合うゆえに愛憎や我欲を捨て、

部下を生かし、

顧客に起こる成果に焦点を合わせ、

なされるべき仕事は何かを問い、

その背中を見せ続ける者の別名が「リーダー」

「リーダーとは・・・

仕事を通じて自らをつくりあげるものかもしれない」

投稿者プロフィール

笠原玄一郎
笠原玄一郎代表取締役
・公益社団法人 日本医業経営コンサルタント協会
 認定登録 医業経営コンサルタント
・BCP(事業継続政策)研究会所属
・病院組織改革研究会所属
・働き方改革改善
・増患及び集患に伴うマーケテイング分析
・診療圏、患者分析(用地診断・科目選定・用地開発)
・開業、法人化に伴うマネージメント
・施設建設に伴うマネージメント
・歯科経営(自費収入強化・訪問歯科推進・開業支援マーケテイング)